野生のトラに呼ばれて(牧野出版)

堀明のライフワークが本になりました。

トラは20世紀初頭に10万頭生息していた。
しかし今では5000頭ほどが生き残っているだけだという。
これが事実なら100年間で95%も減ったことになる。
「トラが地球から野生の営みを消す前に、
その生きざまをフィルムに焼きつけておきたい」
そんな抑え難い思いから、筆者はインドの森へ足しげく通う。

トラはなぜ、これほど個体数を減らしたのか? 
トラは本当に単独生活者か?
人喰いトラはなぜ生まれるのか?  
今日的なトラとはいったいどんなトラなのか? 
トラとの間に"同調する波動”を感じるようになった
筆者の謎解きが始まる。

トラの世界に分け入ろうという熱い思いは、
やがて筆者にある決意を促す――。
トラに魅せられ、ハマった男の軌跡を描いた物語。
神秘に包まれたトラの真の姿に迫った、
ネイチャーライティングとしても楽しめる一冊。

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著者インタビュー
週刊朝日2014年9月26日号・週刊図書館「書いたひと」


「山と渓谷」2015年2月号 著者の声

※特別寄稿
「日経新聞」2014年9月26日 野生のトラ撮り探検記





◇本書を手にとられた方に

◇第1章 歩いてトラに近づく男
最初の衝撃
なぜ「トラ」なのか?
ジャングルの試練

◇第2章 インドへ
ロッジの夫妻  
見えない糸でつながれて
トラと神話
野生動物の宝庫 
「ここは俺様の場所だ!」
彼らはどこからやって来たのか
虎骨の値打ち
虎人間伝説
私とトラのテレパシー

◇第3章 ヒトか、トラか
2つの丘 
ラジャスタンのタイガーマン
血だ! 
少年の悲劇
トラ、町中を歩く
生き残るのはヒトかトラか 
何という無責任
欧米人バックパッカー

◇第4章 トラを追う!
谷間の姉妹 
B1、B2、B3
夏を待つ 
水辺にて 
虎の穴
子トラを求めて 
クマを食う 
親子だ!

◇第5章 昔のトラと今のトラ
事件 
陸の孤島
人喰いトラ 
ある死
今日的なトラとは? 
食うものと食われるもの 
ジャングルボーイ、トラを呼ぶ
ジャッカルと遊ぶ
輪郭のない風景 
レンジャーの証言 
2メートル50センチの空隙 
密猟の構図 
天空と交わる先で

◇おわりに

◇謝辞

◇参考文献

 

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